島旅の魅力
万松院

万松院

(バンショウイン)
対馬
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歴史の重みを伝える、対馬藩主・宗家の菩提寺

国指定史跡である万松院(ばんしょういん)は、対馬藩主・宗家の菩提寺。1615(元和元)年に宗家20代義成(よしなり)が父義智の冥福を祈って創建した寺で、以降、宗家の菩提寺となった。現存の本堂は1879(明治12)年の建造。山門と仁王像は焼失から免れた対馬最古の木造建築で、堂内には朝鮮国王から贈られた三具足や徳川将軍の大位牌が並ぶ。

日本三大墓所にも数えられる荘厳な墓

132段の百雁木(ひゃくがんぎ)と言われる石段を上がると、宗家一族の墓所である御霊屋(おたまや)があり、巨大な墓が荘厳な雰囲気のなかに並んでいる。非常に大規模な墓所で、金沢市の前田藩墓地、萩市の毛利藩墓地とともに日本三大墓地のひとつに数えられる。墓所の手前に樹齢1000年超とも言われる大杉が3本あり、杉としては対馬一の大木だ。

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