祈りの島

建築様式を見るだけでも楽しい教会巡り。そのなかでキリシタンの歴史が学べたり、美しいステンドグラスを見られたりと魅力もいっぱい。

江戸時代末期に、大村潘から信仰の新天地を求めて約3000人ものキリシタンが五島の島に渡ってきた。厳しいキリシタン弾圧の中でも信仰の心は絶やさず、1873（明治6）年、禁教が解かれたことで信徒は、信仰の自由を得た喜びを教会建築という形で表現。今でも五島列島には、50の教会が残り、福江島にも現在13の教会が現存。信仰の心を受け継いでいる。

コバルトブルーやエメラルドブルーの海、白い砂浜、流線形を描く山など、都会では見られない自然美を体感しよう

お椀型の山・鬼岳をはじめ、その昔に鬼岳から流れ出した溶岩で形成された鎧瀬溶岩海岸など、神秘的な景色が広がっている。また、日本一美しいビーチと名高い海水浴場など、マリンレジャーを楽しむにも絶好の環境だ。福江島は、五島列島のなかで、一番大きな島なので、レンタカーやレンタルバイクなどを借りて、雄大な自然が残る島内をドライブしてみよう！

大自然が育んだ、魚や肉、地元野菜など旨味が詰まった味は、一度味わえばもうトリコに。島ならではの伝統料理にも舌鼓。

五島列島は、黒潮から分かれた対馬海流がほかの海流と混じり合うことで、最良の漁場だと注目されているスポット。季節によっては、クロマグロやブリ、ウニ、キビナゴ、アオリイカ、伊勢エビなどの旬の魚介類が獲れる。その一方で、幻の和牛と呼ばれる五島牛をはじめ、五島豚、五島地鶏といったブランド肉も人気急上昇中。その味を堪能するために、訪れる観光客も増えているとか。島の伝統食もチェック！

サンゴの加工体験やステンドグラス作りなど島にまつわる手作りメニューを体験！　作業に集中して素敵な作品を作ろう

教会巡りもひとつの体験だが、せっかく福江島に訪れたのだから、さらに奥深い経験をしてみるのもおすすめ。島の名産であるサンゴで自分のアクセサリーを作ってみたり、教会で見たステンドグラスを思い浮かべてお土産のステンドグラス製品を手作りしたりなど、思い出に残る体験をしてみたい。体験レッスンのなかでは、島に住むスタッフさんとのふれあいも楽しめるはず。